梶原吉広の来歴まとめ

梶原吉広は、ソーシャルゲームの配信・運営を行っているgloopsで社長を務めていた人です。元グラビアアイドルの山本梓さんと結婚し、現在は日本を離れ、シンガポールを拠点にしています。
gloopsといえば、今でこそ、さまざまなソーシャルゲームを配信しており、ゲーム業界の企業というイメージを持っている人がほとんどだと思います。しかし、gloopsを梶原吉広が立ち上げた当時(グローバルメディアソリューション)は、この企業はインターネットとは関係のない事業を行っていたのです。ここでは、梶原吉広がgloopsを立ち上げた当初の話からひも解いて説明していきます。

梶原吉広のgloopsが、ソーシャルゲーム界に参入してきたのは、2010年のことでしたが、さかのぼること5年前の2005年、gloopsは、紙の広告を扱っていました。その後、SNSが日本で流行したことをきっかけに、インターネットの広告事業を始めることにしました。梶原吉広のビジネスに関する嗅覚は非常に優れたもので、SNSの運営にまで乗り上げました。しかし、思いのほかユーザー数が伸び悩んだということもあり、ユーザー獲得の施策として始めたのがソーシャルゲームの開発と運営だったのです。

梶原吉広が初めてリリースしたのは、渋谷クエストというゲームでした。渋谷の街を舞台にして、ユーザー同士が協力してミッションを達成するというものです。このゲームは、リリース後わずか数日で30万人以上の会員を集め、それによって、gloopsと梶原吉広の名前は、世間に広く認知されるようになりました。

このゲームのヒットは、gloopsにとっても非常に大きなものとなり、梶原吉広をはじめとした10名程度だった社員も、数年で150名にまで増えました。この期間は1年半程度であり、それまでに、梶原吉広の経営判断が正しいものであったといえます。梶原吉広は、ソーシャルゲームの需要を的確に見極めてヒットさせました。こういった先見の明が光る梶原吉広の活躍に今後も期待していきましょう。